世界遺産の種類
世界遺産として登録される基準と、内容の大別・三種類についての紹介です。
世界遺産は内容によって三種類に大別される
世界遺産として登録されるためには、
さまざまな基準を満たしていることが求められます。
人類にとって創造的才能を表現する傑作や、歴史的な記念遺産、
文化や文明を残したもの、美しく貴重な自然現象などだけでなく、
生物の記録や地学的な物証など、科学的、生物学的なものも含まれます。
世界遺産はその内容によって以下の三種類に大別されています。
まずは一番登録数が多い文化遺産です。
歴史的・芸術的価値をもつ建築物や遺跡などが主に指定されています。
例えばストーンヘンジやガウディの作品群、
日本では法隆寺などです。
次に自然遺産といい、地形や生物、景観などをもつ地域です。
ベトナムのハロン湾やカナダのグロス・モーン国立公園、
日本では知床が自然遺産に指定されています。
さらに複合遺産があり、文化と自然の両方について、
それぞれの価値を兼ね備えるものです。
中国の泰山や、トルコのカッパドキアの岩石遺跡群がそれです。
その他、内容上の分類ではありませんが、
後世に残すことが難しくなっているか、その強い懸念が存在する場合には、
該当する物件は危機遺産リストに加えられ、保存や修復のための配慮がなされます。
現在世界に33件の危機遺産があります。
さらに負の世界遺産というものもあります。
戦争や人種差別など、明確な定義付けがされているわけではありませんが、
人類の犯した罪を証明するような物件も世界遺産に登録されています。
例えば、アウシュヴィッツ強制収容所や原爆ドームなどです。
世界遺産というものを知ることで、人類の歴史や才能、
生きてきた環境などを、時間や国境を越えて理解する手がかりとなるのです。